「熊野どいらいファーマーズ」による食真農(くまの)体感スクール第2弾! 「タイコウチゲットだぜ!田んぼの生き物調査」と第1回熊野農ガキ塾「有機農業と生物多様性農法について」の講演会が5月10日(土)おこなわれました。 体感スクール第2弾! 「タイコウチゲットだぜ!田んぼの生き物調査」は、紀宝町大里地区集会場及びその近くの田んぼを利用し、講師に宮城県仙台市を拠点に全国で活動されている生きもの調査の第一人者 NPO法人田んぼ理事長 岩渕 成紀氏を迎え、くまのっ子学童保育の会の子供達と生産者が田んぼの生きもの調査のやり方について学びました。 この日は朝から雨の降るあいにくの天気でしたが、紀宝町の大里地区集会場にくまのっ子学童保育の会の子供達約20名が集まり、午前9時より田んぼの調査をおこないました。 最初に、熊野どいらいファーマーズ事務局の山本より挨拶と説明がおこなわれ、本日調査に協力いただき田んぼを貸してくれた生産者の登立さんと志田さんより挨拶がありました。自然豊かに見える紀宝町大里地区ですが、近くを流れる川には最近ブラックバスが違法に放流され、もともといた川海老等が絶滅したショッキングなお話がありました。 調査する田んぼに場所を移し、岩渕 成紀氏の指導を受けながらまず最初にカエルの調査。田んぼの泥の中の調査、あぜ道の植物調査、水路の生もの調査などがおこなわれ、集会場に戻ってチェックシートを利用しながら専門的に調べて行く方法を学びました。 普段何気なく見ている田んぼに、いろんな植物、生物が棲息していて、それらがそれぞれの役割を持ち、田んぼにとって必要なものになっていることを学んで行きました。 午後6時からは、三重県熊野庁舎5階 大会議室において岩渕 成紀氏による「有機農業と生物多様性農法について」ー田んぼの生きものに学ぶ「食の安全」と「環境再生」−講演会が開催されました。 約40名が参加し、生物多様性農法について岩淵氏より詳しく学びました。 田んぼの中にいる生物、イトミミズ等の役割やその効果など普段見られない世界を写真やムービー、顕微鏡等の映像を見ながら、現在の田んぼづくりとは違う、本来あった田んぼ作りの姿を再理解し学ぶことができました。 田んぼの生もの調査は、5月〜8月の稲刈りまでに毎月計4回実施されます。 ◆関連リンク 熊野どいらいファーマーズHP 紀南地域のどいらい元気な農業生産者グループ“熊野どいらいファーマーズ”(垣内清明会長)は、今年度もこども対象の農業体験イベント「くまの食真農体感スクール」を多数開催します。 「食真農体感スクール」は子供達に農業体験を通じて、“食べ物”の大切さとそれを育む“農業”の大切さを体感してもらおうという「食育イベント」で、20年度は次のようなイベントを企画しています。 ●第3弾! “梅に雨と書いて「梅雨」と読むんだな〜〜!”ゆうきの梅収穫体験 :6月下旬 御浜天地農場が広大な梅林で栽培している有機栽培の梅の収穫体験。 雨は当然。弁当忘れても合羽忘れるなえ〜〜!! ●第4弾! “ひまわり畑でこんにちは!”巨大ひまわり迷路大作戦 :7月下旬 昨年イベント前日の台風でひまわりが全部倒れ、無念の中止となったイベントのリベンジ!! ●第5弾! 夏休みこどもエアプランツ工作教室 :8月下旬 土なしで育つ不思議な植物“エアプランツ” みんなのアイデアで素敵なアートを作ろう。これで夏休みの工作はバッチリだぜ!! ●第6弾! 「みえの安心食材 “極旨みかん”の収穫体験」:10月上旬 熊野どいらいファーマーズメンバーが三重県の認定を受けている「みえの安心食材」の極早生みかんの収穫体験。いくつ食べれるかな〜〜? ●第7弾! “巨大植物ついに登場!”熊野まこもの収穫とチャレン児マコモ料理!!:10月下旬 春に田植えをしたマコモは草丈2m以上の巨大植物に! プクッとふくれたまこもたけを収穫した後は“炎の料理人”に変身!! おいしい料理を色々作って、腹いっぱ〜〜い!! ※その他、菜の花の収穫体験等秋以降も体感イベントを企画しています。こうご期待!! それぞれのイベント開催時期が近づきましたら、参加者募集案内を致します。 ●お問合せ・申し込み先: 熊野どいらいファーマーズ 事務局長 山本 章彦まで (TEL:05979−3−1188 FAX:05979-3-1189)
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