この4月27日(日)にJR熊野市駅を起点としてJR東海さわやかウォーキング「世界遺産 熊野古道「松本峠」と名勝「鬼ヶ城」をたずねて」が開催されました。 レポーターは今月初めのさわやかウォーキング(くまどこレポート)と同様、松阪駅から臨時快速さわやかウォーキング号に乗ろうとしたら、既に席は満席、さらに席に座れなかった人がほぼ全てのドアの前に座っている次第で、熊野大花火大会かと思われるぐらいの混みようでした(画像)。 JR熊野市駅に着くと、入り口でウォーキングコースの地図と抽選券、お茶をもらい獅子岩に向かって歩きます(画像)。 駅から15分程度歩くと七里御浜に出て獅子岩が見えてきます。国道42号線から見る獅子岩は相変わらず獅子の形をしており多くの参加者が写真を撮っていました(※)。 ※ちなみに浜に降りて獅子岩をみると、獅子の形にあまり見えません。 獅子岩を後にすると浜ではこの日から始まった恒例の「泳げ鯉のぼりくん」が見えその海風にたなびく鯉のぼりの姿が圧巻でした。また多くの鯉の中に2匹だけ地元の特産さんまにちなみ細身の「さんまのぼり」も泳いでいました。 なお浜に立てられたテントでは実行委員会の方々が訪問者に「おすまし汁」をふるまったり、協賛金となる「鯉のぼり」ステッカーの販売などが行われました。 鯉のぼりを鑑賞した後は一旦、街中に戻り最近、石畳が整備された木本町の本町通りを散策。途中、商工会議所でお茶やぜんざいの振る舞い(画像)があり多くの参加者が休憩をされていました。 本町通りを抜けるといよいよ松本峠入り口にさしかかります。すでにこの時点で1時間程度たっておりそろそろ参加者もキツイのぼり道にちょっとバテ気味でした。しかし峠道に入るとそこは木々に囲まれ涼しくまた時おり見える眼下に広がる七里御浜の絶景に疲れもいやされます。 コースは松本峠から途中、鬼ヶ城跡方面に曲がり数分歩くと見晴台に出ます。ここからは七里御浜のほか、清滝や大泊海岸そして雄大な熊野灘の眺めを見ることができ多くの参加者がここでお弁当を広げていました。 さて見晴台で絶景を堪能したのち山を下りて世界遺産「鬼ヶ城」に向かいます。その入り口となる鬼ヶ城センターはGWと言うこともありツアーの参加者のほかに一般のお客さんも多数訪れアーケード内は人でいっぱいでした(画像)。 センターを抜けていよいよ鬼ヶ城へ、台風による落石の影響で2001年から途中までの千畳敷以降の散策道は通行止めでしたが昨年、全面復旧して今回久しぶりに木本漁港側まで歩きました。およそ1km程度の道のりでしたが断崖絶壁に設けられた遊歩道はスリル満点で、波が岩に当たって弾ける様子を間近にかんじることができました(画像)。 鬼ヶ城を木本漁港側に抜けると木本町の本町通りに戻ります。途中、古民家を旅行者向けに開放している紀南ツアーデザインセンターに寄ると昔ながらの釜で焚いた地元の番茶をいただいてひとやすみ。座敷もありゆったりくつろぎ疲れをいやします。 そこから記念通り出て毎月第4日曜日に開催している「いこらい市」でスタート時にもらった抽選券の結果発表でしたが外れしかし今が旬の「カラ」みかんをいただきました。また「いこらい市」では雑魚屋かんばやしのうなぎのおにぎり「うなむす」や美熊野牛をつかった新名物の「いこらいコロッケ」、最近、麦味噌を使った干物を売り出したブログ“ひものちゃん”(URL)でおなじみ「はじ丸水産」の干物などを買って帰路につきました。 当日は春がすみがかかっていましたが、絶好のウォーキング日和で歩くとすぐに汗ばむぐらいの陽気でしたが、いろいろ振る舞いやサポートがありかなり楽しめました。 ◆ウォーキング・コース 熊野市駅→世界遺産 獅子岩→「泳げ!鯉のぼりくん」(七里御浜)→本町通り(石畳)→世界遺産 松本峠→東屋→鬼の見晴らし台→世界遺産 鬼ヶ城周遊→木本神社→記念通り(熊野いこらい市)→熊野市駅 ■コース図
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スタート地点のJR熊野市駅前は臨時快速が到着すると人でごった返しました |
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観光スポットではJR古道マイスターの方がガイドをされていました(画像は松本峠・地蔵前) |
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