4月5日(土)JR東海さわやかウォーキング「春の東紀州〜熊野街道と尾鷲イタダキ市」が開催されました。 レポーターは8時半前に松阪駅より臨時快速列車「さわやかウォーキング号」に乗ったら4両編成の列車内は既に名古屋方面からの乗客でほぼ満席状態で、相席でしか座れませんでした(画像)。しかし、多気駅から東紀州方面へは通常、特急と各停しかないのですが快速列車ということで多気駅以降は(時間待ちは随所ありますが)三瀬谷、紀伊長島、尾鷲の3駅しか停まらず快適な旅でした。 10時過ぎにスタート地点のJR大曽根浦駅に到着(画像)。小さな無人駅は大勢の参加者でいっぱいになりました(写真1)。臨時の改札を出ると、スタッフの方からコース図とイタダキ市での抽選券をいただいて出発! まず歩いてすぐの宝盛寺に立ち寄ります。 宝盛寺は曹洞宗のお寺でお堂の天井には京都の絵師が書いた数々の花の絵が鮮やかでした(画像)。 宝盛寺を後にすると、右手に大曽根の海を見ながら歩きます。夫婦岩や弁天島などを眺めながら古道センター手前の脇道を進むと村嶋不動滝があります(画像)。 周りは古道センターなどの開発が進みましたが、村嶋不動滝はそんなことを感じさせないほど美しい流れをした滝で、その前に立つとひんやりとして気持ちがよく別天地でした。初めて行ったのですが、古道センターからちょっと足を伸ばすだけでいける穴場のスポットとしてまた別の機会に行きたいと思いました。 さてルートに戻り古道センターでトイレ休憩をし、夢古道おわせでお茶などを買って向井みかん園へ。木に特産の甘夏がなるのどかな風景を見ながら歩きます(画像)。 そして東邦石油のタンクの所にある八鬼山峠登り口につくと丁度、桜が満開でした(画像)(写真2)。しばし見とれながら歩き尾鷲市営球場の下のあたりで真砂川・矢ノ川沿いに水辺の風を受けながら海側に戻って尾鷲市街に向けて進みます(画像)。 東邦石油のタンクを抜けると、矢浜地区に出ます。矢浜浄土宝篋(ほうきょう)印塔を見たあとやのまま道の入り口にある児童公園で地元の方からぜんざいとお茶の振る舞いを受けてひとやすみ(画像)。この時点ですでに1時間半近く歩いていました。 灰釜や雁木、石垣など昔ながらのものが残っているやのはま道を地元ガイドさんに案内されながら散策(画像)、そこから旧熊野街道沿いに紀望通りに出て「尾鷲イタダキ市」が開催されている尾鷲魚市場に向かいました。 魚市場には13時過ぎに到着(画像)。会場でスタート地点でもらった抽選券の結果発表があり、レポーターは4等の「尾鷲のあめ玉」をいただきました。 また会場ではウォークのお客がお弁当を食べられるように机とイスが用意してありさらにそこには炭火の七輪も用意してありました(画像)。そこでレポーターは早速、市場の出店で干物(うるめ、まんぼう)を買って、七輪で焼きながら(写真4)缶ビールで酒盛りです(画像)。 焼きたての干物を肴にビールは格別でした。やはり列車で来たからには美味い肴で飲まないとね。 他のお客さんも干物のほか市場で調達したサザエ(画像)や抽選で当たった伊勢エビ(画像)などもその場で焼いて食べていました。 そうやってお腹を満たしたところで、特別に設置してあった海洋深層水を温めた足湯に歩き疲れた足を浸けて海をぼっーと見ながらくつろぎました(写真5)(画像)。 そうしてゆっくりしていたら、帰りの臨時列車が尾鷲駅を出発するまで残り30分となり、干物やにがり湯のもと、若木屋の和菓子などを買って帰路に着きました。 尾鷲駅に着くと駅前では尾鷲節で見送りをしていました(画像)。 今回の大曽根浦駅から尾鷲駅までのウォーキングコースはほとんどが遊歩道や歩道のある車道のところばかりでまた車の通行量も少ないので、快適に歩くことが出来ました。 ◆コース図
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(写真1)大曽根浦駅は臨時列車から降りたお客でいっぱいに |
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(写真2)八鬼山峠への登り口(玄工山)の桜が満開でした |
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(写真3)イタダキ市場の会場にはウォーク参加者向けに炭火の七輪が用意されたお弁当スペース |
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(写真4)七輪で買ったばかりのうるめとまんぼうのこわたを焼く |
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