例年、節分の日(2月3日)に昔ながらの漁師町の風情がたたずむ魚まち長島(西長島地区)【地図】において子ども達による伝統行事「鯛・鯖(たいさま)」行事が行われます。 これは節分の夕暮れ時(18時頃)、子ども達が袋を持って「たいさま(鯛・鯖)売って」または「たいさば(鯛・鯖)売って」と言いながら、家々を訪ねていく。地域の家ではお菓子を用意しておき、訪ねてきた子どもたちに渡すというものです。 新しい年を迎え、今年もたくさん魚が獲れるようにと願う“叶豊漁”の祈りが、「鯛・鯖売って」の行事につながっている。節分の夜、船主の家々をまわり、「魚をようけ(たくさん)獲ってきたんやってな。私の家にも分けてほしい。」「そうか、おかげでようけ獲れたんや。売ってやろう。」こんな人々の豊漁を願い、祝う気持ちが「鯛・鯖売って」の行事になったとされてます。 いつまでも続いてほしい節分行事です。
※関連リンク ●「鯛・鯖(たいさま)」行事(動画) ●「鯛・鯖(たいさま)」行事について(くまどこ東紀州百科事典)
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