平成25年12月に紀宝町役場本庁舎横に新たに津波避難ビルが建設されました。そこで先日(2月23日)、一般住民向けにその内覧会が行われました。
この津波避難ビルは、災害時における町の防災対策の拠点としてまた、近隣住民が津波から避難するための一時避難場所として国や県の補助を受けて総事業費3億7500万円余りをかけて整備されたもので、構造は鉄骨RC造6階建て、一番上は海抜から24.19mにもなります(避難スペースのある5階で21m程度)。 なおビルの4階には同町の総務課防災対策担当室の執務室や備蓄倉庫が設けられ、5階には800人が収容できる一時避難場所、そして屋上階6階には、自家発電装置、太陽光パネル、蓄電池、高架水槽が設置されています。 また4階より下は、津波襲来の際に建物を津波の衝撃から守るため、地上部分に柱だけを残した吹き抜けの構造(ピロティ)となっています。東日本大震災でもこの構造の建物は大丈夫だったとのことです。 なおビルがある役場本庁舎周辺は海抜4.5mの低地でマグニチュード(M)9クラスの南海トラフ巨大地震が発生した場合はおよそ10mの津波が押し寄せることが想定されています。 いざというときはまず、できるだけ遠くの高台に逃げられる人はそちらへ逃げ、どうしても逃げられない場合はこの避難ビルに逃げるなどして一人でも多くの方が身を守られることを願います。 ▲トップに戻る ■紀宝町津波避難ビル内階段の模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ■紀宝町津波避難ビル外階段の模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ■紀宝町津波避難ビル6階(屋上階)からの模様(YouTube動画)
▲トップに戻る ■紀宝町津波避難ビル5階避難スペースの模様(YouTube動画)
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屋上階(6階)で海抜からの高さ24mほどになります |
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その下の5階は800人の方が一時避難できるスペース があります |
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ビルから上の階に行くには中からの階段やエレベーターのほか |
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外階段や役場本庁舎からの連絡階段などあり多方向から上の階を目指せるようになっています |
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