令和3年10月1日(金)〜10月31日(日)まで、三重県立 熊野古道センターで、企画展 わが郷土のお祭り「紀宝町と烏止野神社例大祭」が開催中(9:00〜17:00(最終日:14:00まで))です。 紀宝町は紀伊半島の南東部に位置し、三重県の南側玄関口にあたる人口約11,000人、総面積79.62km2の小さな町です。熊野川流域と七里御浜は吉野熊野国立公園の一部であり、自然豊かで美しい景観も町の大きな特徴となっています。また、町内にある「七里御浜」「熊野川」「御船島」が平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に追加登録され、近年ではこれらの観光資源をもとにした産業も盛んになっています。当町は1954年に井田村・御船村・相野谷村が合併、さらに2006年に鵜殿村と合併して発足した町で、東部は七里御浜で熊野灘に面し、北は御浜町、西は熊野市、南は熊野川を隔てて和歌山県新宮市と隣接しており、古くより東紀州地域の市町だけでなく、県境を越えた連携・交流も盛んです。 烏止野神社は、紀宝町鵜殿地区に鎮座する神社です。創建時期は定かでなく、近世まで若宮・稲荷・秋葉の神々が祀られていたものを、明治40年に旧鵜殿村内各所にあった社殿が合祀されて現在に至ります。「烏止野神社例大祭」は毎年11月23日に行われ、鎌倉時代後期から室町時代初期にかけて堀内氏(熊野地方を代表する豪族)とともに熊野水軍の中核を担い活躍した鵜殿氏を称え、豊漁や豊作を祈願した紀宝町きっての大祭です。本宮当日は、烏止野神社境内での神事と「浦安の舞」の後、熊野水軍に由来し、御船祭での神幸船を導く諸手船を模した山車と3つの神輿の他、鵜殿ばやし総踊りが鵜殿地区内を練り歩き、禊神事を行う平島海岸を目指します。その他、随所で披露される「ハリハリ踊り」(赤い衣装に身を包んだ「アタガイウチ」 が、神霊を導く動きを表した踊)と「熊野水軍太鼓」の共演、「餅ほり」など催し物が行なわれます。 入場料:無料 お問い合わせ: 三重県立 熊野古道センター 〒519-3625 三重県尾鷲市向井12-4 TEL:0597-25-2666/FAX:0597-25-2667 E-mail [email protected]
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