みえ熊野学研究会が平成12年の設立当初から刊行している「研究誌 みえ熊野の歴史と文化シリーズ」の第8号を発刊しました。 郷土の研究家のみならず県内外の専門家の17名の協力を得て、今回は近現代における炭焼きや林業、漁業、海運業などの産業の歴史をテーマに、その歩みをまとめた一冊となっています。 巻頭は、エッセイストで熊野田辺市中辺路町在住の 宇江 敏勝 (うえ としかつ)さんに「尾鷲の炭焼き」と題して特別寄稿頂きました。 また、南伊勢町五ヶ所浦在住のエッセイスト川口祐二氏には「聞き書き 五十集屋(いさばや)のある街で 長島散策」と題して、西長島の魚まちで、鮮魚、干物加工が盛んだった頃の五十集屋(いさばや)で関わって働いていた方のお話も収録しています。 他に市木木綿や、線香産業、熊野川の交通と産業や筏師の道などについてこの地域ならではの興味深い話も書かれています。 値段は1,400円(税込)でA5版327ページ(一部カラー)、県内主要書店と和歌山県一部書店にて販売中です。
|
|