その講座は、三重大学大学院医学系研究科地域医療学講座で平成19年3月、医師不足に困窮する地域医療に対処するために、その地域医療の今後を考える研究機関として3年間の期限で三重県の寄附講座として医学部に設置され、翌4月に武田裕子医師(当時・東京大学医学教育国際協力研究センター准教授と兼任。専門:総合診療・医学教育)が教授に就任され今日に至っており主な内容は、当地方を含む東紀州保健医療圏を中心とした地域の診療支援及び地域医療教育支援や地域における健康教育、健康促進活動の支援などで、具体的には、武田教授自ら臨床研修体制づくりの指導の他、研修医教育・医学部学生実習の充実支援のため紀南病院で毎週2日(水、木)教育と連動して診療に従事されている。また助教の奥山医師も尾鷲総合病院(月〜水午前)、紀南病院(水午後〜木)、新宮病院(金)、准教授の足立医師も紀南地区乳幼児2次健診(不定期)、紀南病院(木)、新宮市立医療センター(金)、紀南病院(土日・隔週)とそれぞれ診療支援を行っている。 武田教授曰く、「豊かな自然に囲まれ、事務職員を含め温かい医療従事者−患者関係が構築されている地域で診療にあたっていると、ここにこそ医療再生の鍵があるのではと思えてきます。医療資源に限りがあるからこそ、地域の自主性によって健康の増進をはかろうとなされている様々な取り組みは、むしろ時代を先取りしているように思えます。この講座では、こうした活動を支援し全国に向けて発信していきたいと願っています。」と地域住民皆さんは元より、医師をはじめ当地出身の医療従事者の方々にぜひご覧下さい。 同Web→http://www.medic.mie-u.ac.jp/community-oriented/ 尚、紀南病院では現在、脳神経外科医、神経内科医、内科医、泌尿器科の専門医の他 卒後臨床研修医、助産師を募集中。 お問い合わせは、〒519-5293 三重県南牟婁郡御浜町阿田和4750 紀南病院 総務課 電話05979-2-1333 内線415まで。 ◆関連リンク 三重大学 尾鷲総合病院 紀南病院 新宮市立医療センター 紀南地域母子保健医療推進協議会
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