紀北町紀伊長島区長島の長楽寺で、樹齢約200年を超える八重の紅梅が3分咲きとなっています。暖冬の影響を受けて昨年より1週間ほど早い12月25日頃に開花し、今月の中旬頃に満開となって2月初旬頃まで見頃が続く。 紅梅は、幹回りが約20cm、高さ約4m、最も長い枝で約5mほどあり、直径2cmくらいの濃いピンク色の花を咲かせている。 紅梅が咲いている庭園は、もともと池だったらしく、過去に津波で埋まってしまい、その後に植えられたそうで、紅梅の正式な品種が解らないため、住職が山号にちなんで「城腰(じょうよう)紅梅」と名付けた。 お寺では、樹齢が200年を超え老朽化がすすんでいるため、害虫がつかないように枝の表面に炭を塗ったり、樹木医の指導を受け根元に多孔石を埋め込んで水はけをよくして根ぐさりを予防するなどして紅梅の維持に力を入れている。 服部住職は「この紅梅のファンが多く、枯らすわけにはいかない」と語っている。
|
濃いピンクの花を咲かせている城腰(じょうよう)紅梅 |
|
|