ヤギの名前が正式決定! 8月下旬より紀伊長島の下河内地区で活動する「下河内の里山を守る会(会長:上野忠史)」が、草刈り・サル除け・肥料・動物とのふれあいなどの目的で、下河内地区の人たちとともにヤギ3頭を飼育している。ユキ・シロなどの愛称で親しまれてきたが、9月半ばの会議で名前が正式に決定した。メスの2頭については当初の通り「シロ」「ユキ」とし、オス1頭については下河内地区の開拓者である「中村久之丞」にちなんで「久(きゅう)」と決定した。今後、首輪や鈴で色分けするなどして、来訪者が識別・呼びかけができるようにしていくことが予定されている。 黒ヤギ参上! オスの久(きゅう)が今月末から発情期を迎えるにあたり、母親であるシロ・伯母にあたるユキと一緒のままでは近親相姦が心配されるため、発情期が過ぎるまで一時的に久は別のオスヤギと交換することになった。先日、東長島在住の東清剛さん宅で飼育されていた黒ヤギが到着し、早くも「クロ」「クロちゃん」の愛称で親しまれている。 安全にヤギと親しんでください ヤギは下河内地区の人たちにはずいぶんと馴れ、よく顔を出している人の車が近づくだけで寄って来るようになっているとか。姿が見えなくても手を叩いたり声をかけたりすると、小屋から出てくることもある。休みの日などには小さな子ども連れで餌をやりにくる人もあり、のどかで微笑ましい風景となっているとのこと。ただ、野生のヤギたちにとって、人間の食べ物(パンなど)はカロリーが高過ぎて健康を害する恐れがある。また、工業製品であるインクや漂白剤がついている紙は、お腹を壊したり病気になったりすることも心配されることから、野菜や周囲に生えている草をやってもらうようにお願いしたり、事故防止のために、電気柵に触れないように、柵の中に立ち入らないように、など安全に留意するように呼びかける貼り紙を入口に掲示した。 「下河内の里山を守る会」の活動・入会については、 紀北町紀伊長島総合支所 産業振興課(05974−7−1111)まで。
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