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市木オレンジ(スプーンオレンジ) <
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三重県には、豊かな自然、先人たちの知恵によって育まれ、守られてきた伝統ある農産物が数多く存在しています。 市木オレンジは、三重県南牟婁郡御浜町で50年以上前から、栽培され守られつづけてきた稀少なみかんです。 ※2008年 美し国みえの伝統果実に認定
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◆市木オレンジの特色 市木オレンジの外観は、夏みかんと見分けがつかないほどよく似ていますが、実は濃いオレンジ色で、切ってみるとその鮮やかな色合いに驚きます。 果汁が豊富で、酸味が少なく、ほんのりと甘く、独特の香りが爽やかで、とても食べやすいみかんです。
◆市木オレンジの由来 市木オレンジは福岡市郊外宇美町の小林鹿吉氏が、夏みかんに温州みかんを接ぎ、折損した接木部から発生したもので、小林みかんと呼ばれ、紀州地域に伝わってきました。 50年以上前から、御浜町下市木地区を中心に「市木オレンジ」として栽培されており、昔から根強いファンがいるみかんです。
◆市木オレンジの出荷期 出荷時期は1月〜2月頃。 出荷量は350kgとごくわずかしか収穫できません。
◆市木オレンジの食べ方 市木オレンジは、別名「スプーンオレンジ」とも言います。その名前の通り、果実を半分に輪切りし、グレープフルーツのようにスプーンですくって食べます。(裏面参照) 袋からの実離れがとても良く、輪切りにされた時に出てくる鮮やかなオレンジ色の果実と果皮の黄色とのコントラストが素敵なみかんです。
◆市木オレンジのトピック 市木オレンジは、なぜたくさん作られなかったかというと、果汁が多いため、みかんを手でむいて食べる習慣の強い日本では、手でむくと手がベタベタになるため青果市場などでは好まれず、未だに流通していません。 しかし、その美味しさは地元農家の方に愛され、庭先やかんきつ園の片隅で自家用として栽培され、守られつづけてきました。 近年、その味わいや色合いの美しさなどが見なおされ、知る人ぞ知るみかん通好みの「みかん」となってきました。
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参考文献 |
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(有)御浜柑橘 市木オレンジパンフ |
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その他関連情報 |
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なし |
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