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あぶり <
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尾鷲市 > |
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あぶりとは港に水揚げされた鯖やイサキ、鯵(あじ)で大きさが小さくて市場では値が付かない小魚(十数cm程度)を頭とはらわたを取った上で塩だけで味付けし、竹串にさして1時間程度、桜の木のたき火であぶって(いぶして)つくる保存食です。
(画像は竹串にさされた小鯖のあぶり)
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このあぶりは尾鷲の梶賀地区でしか作られていない料理で主に家庭用にしか作られないので地元、梶賀の人以外はなかなか口にすることができない幻の郷土料理とも言われています。 筆者が訪れた時(くまどこイベント報告)は小鯖と小イサキのあぶりをいただいたのですが、桜のスモークされた香りが新鮮な魚のうまみとマッチしてとても美味でした。
(左の画像は原料の小鯖を塩水につけて味付けをしている様子)
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梶賀地区では春先から7月初旬頃まで各家の軒先等でこのあぶりが作られて、この時期に集落を訪れると方々から桜の木のいぶした煙が見られます。
(左の画像は小鯖の頭、はらわたを取る様子)
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地元では作ったあぶりを冷やして冷蔵庫、冷凍庫に入れて保存。食べるときはレンジなど温めなどせず冷凍したモノも自然解凍したもののをそのまま食べるかまたは南蛮漬けなどにして食べるとのこと(地元の主婦談)。 またお盆の時に帰省してきた客の酒のつまみとして出すととても喜ばれるとのこと。
(左の画像は小鯖を桜の木であぶっているところ)
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あぶり自体は小売店では売っていないので地元以外の人で手に入れようと思えば、4月〜6月頃に梶賀に直接行って、軒先であぶりを作っている人にお願いすればその場で販売や(後日、送付すると言うことで)注文に応じてくれるかも知れません。
(左の画像はできあがったあぶり)
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最近は新聞やテレビなどでもこのあぶりが取り上げられるようになり他の地域の方にも知られるようになりました。
(左の画像は地元の方があぶりを作っている様子)
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是非、梶賀を訪れてあぶりをご賞味してください(漁港近くに共同駐車場があり外部の来訪者も何台か置くことができます)。
(左の画像は梶賀集落)
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参考文献 |
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なし |
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その他関連情報 |
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なし |
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