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茶がゆ <
ちゃがゆ > |
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熊野市(旧熊野市、旧紀和町) > |
熊野地方に古くから伝わる「茶がゆ」は、水の代わりにお茶(番茶)で炊いたものです。 作り方は、煎った番茶を布製の袋(木綿袋)に入れ、煮出して米や冷やご飯と一緒に炊きます。 炊きあげのコツは、弱火で炊かず、強火で一気に炊きます。そうすると米の形がくずれドロッとした茶がゆになってしまいます。 米がふっくらとして火が十分通ったら茶袋を取り除き完成です。人によっては塩をひとつまみ入れたりもします、
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暖かいままお茶の香りも楽しみながら食べるのもいいし、夏場などは冷やして食べてもおいしいです。 お酒の後のお茶漬けのようなところもあります。(お酒の好きな人だけか) 熊野地域では、5月の連休中あたりに、茶摘みをおこないすぐに煎って番茶をつくり、飲用や茶がゆ用に使います。 茶がゆは、熊野の山間部に食するところが多いです。 呼び名も単に「おかゆ」というだけで茶がゆを指すところもありますし、「おかいさん」と呼ぶところもあります。
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茶がゆには、季節によって一緒に炊いておいしいものもあります。地域によって、好みによって変わりますが、夏にはトウモロコシを入れたり、里芋の時期には里芋を入れて炊いたりします。 これも是非お試しください。おいしいですよ。 山間部に行って食べる機会に出会いましたら、そこの畑で取れた野菜の漬け物や山菜と一緒に食べてください。 茶がゆとそれだけで何杯もお代わりしてしまいます。 熊野の山間部のおばあちゃんと仲良くなると、「茶がゆでも食べていかんかえ」と言ってくれます。京都の茶漬けとは違いますので、ご遠慮なくいただいてください。(その機会に恵まれましたら・・・)
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参考文献 |
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東紀州の食卓(東紀州地域活性化事業推進協議会) |
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その他関連情報 |
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なし |
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