尾鷲市南部の梶賀地区【地図】で古式捕鯨を再現した伝統の祭「ハラソ祭」が行われます(例年1月第2月曜日【成人の日】に開催)。 この祭りは江戸時代に盛んだった鯨漁を伝えるもので、鯨の供養を行ったあと「ハラソ、ハラソ」のかけ声とともに八丁櫓を操る古式の漕法や、鯨に銛を打ち込む当時の捕鯨の様子を再現します。 祭り当日は10時から地蔵寺で浦祈祷が行われた後、11時30分頃から梶賀漁港【地図】から大漁旗を後ろにつけた和船「ハラソ船」が地元の男衆と希望者を乗せて漁船にえい航されて梶賀漁港を出発し隣の曽根にある飛鳥神社に向かいます。 飛鳥神社前に着くと鯨法を奉納した後、岸壁で男衆らはそれぞれに赤や白の衣装に着替え、さらに驚くことに顔全体を白く塗り、その上に口紅で歌舞伎のくまどりのような模様をつけ化粧をします。 その後、梶賀漁港に戻り途中、湾内外において「ハラソ!ハラソ!」とのかけ声とともに魯を使って船をこぎ、モリで鯨を射止める勇壮な「古式鯨法」様子を何度も繰り返し13時ごろ到着します。 なお当日は梶賀婦人会による温かい大敷汁やぜんざいの振る舞いもあり、祭りをたっぷり楽しめます。 ■当日のスケジュール(過去のものです。変更される場合があります) 10時00分〜 地蔵寺で大般若経転読の浦祈祷 11時30分頃(正午前)〜 ハラソ船出航 12時30分頃 曽根の飛鳥神社前着。 13時00分頃〜 ハラソ船の梶賀漁港に入船。 古式鯨法の儀式を執り行います。 ※当日は梶賀漁港で梶賀婦人会による温かい大敷汁やぜんざいの振る舞いが行われます。 (コロナ禍なのでおこなわれない場合があります。) ■ハラソ祭の船のルート
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(曽根から梶賀に戻った後に)かつておこなわれていた古式捕鯨の様子を再現されます【くまどこイベント報告より】 |
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祭りでは梶賀漁港から隣の曽根にある飛鳥神社に向かい到着すると男衆は真っ白く塗った顔に口紅でくまどりのような模様をつけた化粧をします |
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最後に梶賀の港で船上から岸に向かって餅まきが行われます |
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