楠大明神の東屋で休憩して、やる気と体力が少し回復。引き続き、上楠の旧街道をぼちぼちと歩きます。
夏の陽がいよいよ高くなってきて、日陰のないアスファルト道では、じりじりと体を焼かれながら歩いている感じです。
|
|
粟生の庚申さんの向かい側にある小さな祠、大福神というめでたい名前の神様が祀られているようです。木々に囲まれた空間は、少しひんやりとして静かでした。 |
旧街道には、立派な日本家屋が点在しているので、建物や庭木を眺めながら歩くと退屈しません。
窓という窓にすだれが垂れ下がった日本家屋。使い込まれて色が変わっているすだれは、何となく涼しさも半減という感じ。 |
粟生の観音寺に到着。このお寺にもサルスベリがよく咲いていました。どういう理由かわかりませんが、お寺にはサルスベリが多いですね。
前夜に四万六千日会が開催されていたようです。日中に比べれば過ごしやすい夜に、地区の人たちがお参りしていたのでしょうが、太陽の照りつける日中とあって、境内にもお堂にも人影なし。もちろん、熊野古道を歩いている人とは、一人も会いませんでした。 |
粟生の旧街道沿いにも、茶畑と製茶業者の小さな工場があります。
工場で茶葉を加工しているのか、短く刈り込んだ茶畑からなのか、歩いていると、何となくお茶摘みをしているときと同じように、お茶の香りが漂っているように感じました。暑さによる幻覚でしょうか・・・。 |
この地区でも空き家がちらほらとあるようです。
人が生活している感じはないけれど、お盆で帰省してきて、雨戸も窓も全部開けて初盆の提灯を軒先にぶら下げた、という風情の家をいくつか見かけました。 |