熊野古道
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レポート日記
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 雨上がりの馬越峠道 2011年10月
アサマリンドウに彩られた登山道
 時間に余裕があったので、天狗倉山へ上ることにしました。
 急な階段道沿いに、アサマリンドウがたくさん生えていました。どれもつぼみでしたが、今にも開きそうなものも。
 咲いているのはないかな、と青紫色の花ばかり追いかけて歩いていたら、休憩するのを忘れて息が上がってしまいました。持ってきたみかんを食べながら小休止。
 山頂へ着くまでの途中、ようやく2人連れの古道客に会って挨拶を交わすと、間もなく頂上に着きました。
貸切の頂上
輝く尾鷲湾 頂上では、大岩の上に地元の人が誰かいるらしく尾鷲弁の会話が聞こえましたが、大岩の下は誰もいません。これもまた滅多にないことです。雨上がりの晴天で、空気が澄んで尾鷲市街と周囲の山々も尾鷲湾も素晴らしい景色でした。
木の呼吸
 景色を眺めながら休憩していると、自分の服が吸い込んだ汗が太陽の光にあたって蒸発しているのか、目の前をゆらゆらと湯気のようなものが漂っていました。たくさん汗をかいたなあと思いながら周りを見ていると、自分の目の前にある松の木の幹からも湯気のようなものが出ていました。太陽が昨日の雨でたっぷり含んだ水分を蒸発させているというより、木が余分な水分を吐き出しているように見えました。ゆらゆらと幹から漂う様子にしばらく見入ってしまいました。

 大岩から降りてきた老夫婦はツレアイの親戚らしく、「あれ、●●さんの旦那さん?」と声を掛けられました。聞くところによると、毎日のように歩いているのだとか。尾鷲には、天狗倉山や馬越峠まで歩くのを日課にしている人がけっこういます。世界遺産の道が日々の散歩道なんて、考えてみると贅沢な話ですね。
大岩の落書き 大岩に登ってみると、あちこちに彫られた名前らしき文字が目に入ってきました。数年前まではひとつもありませんでしたが、ここ数年は、来る度に増えています。この岩に自分が来た証を残すことにどんな意味があるのか、自分が確かに来たという記憶と、周囲の風景を目に焼き付けて写真を撮るだけでは足りないのでしょうか?
アサマリンドウ 大岩に彫られた名前の多さに、いい気分も台無しで下り始めたところ、つぼみを開いたアサマリンドウを発見。10月下旬にしては温かい日だったので、運よく咲いてくれたようです。天狗倉山への登山道は、例年になくアサマリンドウが多かったように思います。
 

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