石畳道を上っていくと、岩屋堂に到着。ここではヤマハゼの赤い葉ではなく、巨岩のすぐ隣にあるイチョウの巨木から落ちた黄色い葉っぱがうっすら積もっていました。
岩屋堂の戸を開けると、中からしっとりと冷たい空気が漂ってきます。朝のうちしか日の当たらない場所なので、昼過ぎになると中はかなり暗くなります。
よく見ると、サザンカの枝が生けられているのがわかります。地元の方が丁寧にお世話をしているのでしょう。
岩屋堂には馬越峠のように他に参拝客がいるわけでもなく、ひっそりとしています。陽の傾いてきた秋の午後を1人で過ごすには静かすぎて、じっとしていると巨岩に圧倒されていく感覚になってくるので、お参りを済ませて石仏を撮影して早々に帰路につきました。 |