どんよりした天気だったので、馬越峠の石畳道もしっとりと落ち着いた色彩がほとんど。ほんのわずかですが、雲間からパーッと光が差し込んで目の前が明るくなる瞬間がありました。そのときだけ、別の場所に来たような雰囲気になって、光がなくなると、また元のしっとりした色彩に戻りました。
梅雨の時期、ヒノキ林の地面はきれいな黄緑色のシダに覆われ、石畳道へも大きな葉っぱが垂れ下がってきていました。ジメジメした気候はシダにとって天国に違いありません。
元気いっぱいのシダと相変わらず整備されたヒノキ林、それに囲まれた見事な石畳道。馬越峠を歩くのは2年ぶりのことですが、やはりこの道は絵になる風景がたくさんあります。 |