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 |
 |
左:出発地点の相賀駅。何もない無人駅で、駅前には喫茶店などが数軒あります。国道42号から少し東へ入ったところにあります。
右:駅の前に真っすぐ西へ続く道を歩いていき、国道42号に合流する手前にある交差点を左へ曲がります。この交差点を右へ行くと、お寿司屋さんや小さな商店があって、食料品を購入できます。 |
 |
交差点を左へ曲がってすぐ右手に相賀神社の鳥居があります。立派な社の周りを大きなスギの木が並んでいます。
この神社では1月12日・13日に例祭が行われます。 |
 |
相賀神社を過ぎて相賀の街中を南へ向かって歩きます。立派な古い民家も所どころに残っていて、かつての街道の雰囲気を楽しめます。
平成16年秋の豪雨では、この辺りも水に浸かったそうです。 |
 |
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左:相賀の街並みを楽しみながら歩いていくと、間もなく銚子川の堤防にぶつかります。その堤防に出るすぐ手前、右手にある小さなお寺、真興寺です。
右:この真興寺にある面白い形をした石「はまぐり石」。かつての熊野詣や西国三十三所巡礼のための道標を兼ねて、観音像を祀った石です。かつては銚子川沿いの街道沿いにあったものですが、堤防の工事に伴って施主に寺縁のあるこのお寺に移されたそうです。天保の年号が彫られています。 |
 |
真興寺を過ぎて堤防に出て右へ。すぐに国道42号に合流するので、これを左へ曲がって、しばらく国道を歩きます。銚子川に架かる銚子橋を渡ります。
(※かつての熊野街道は、銚子川沿いにしばらく上ったところで川を渡り、便の山地区を抜けて馬越峠へと続いていたそうです。) |
 |
国道沿いの歩道をしばらく歩いていくと、道の駅海山に到着。駐車場、売店、トイレがあって、馬越峠歩きの起点には便利なところです。車で来る場合は、ここを起点にすると良いでしょう。 |
 |
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左:道の駅海山を越えて、国道42号沿いに歩きます。アジサイが歩道沿いに植えられていて、6月〜7月にかけては大きな花をたくさん咲かせて賑やかな道になります。
右:ゆるゆるとした上り坂になっている国道を歩いていくと、道の駅から10分弱で馬越峠の登り口に到着。平成15年頃に作られた真新しい石畳道がお出迎えしてくれます。
ちなみに、この登り口の国道をはさんだ向井側には、かつて熊野街道があったことを示す石畳道が残っています。かつての熊野街道は、銚子川を渡ってからこの登り口まで、一気に登ってきていたのです。 |
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登り口にある真新しい石畳道を過ぎると、江戸時代に作られたと考えられている馬越峠の石畳道が始まります。見事に整備されたヒノキ林の中を続く石畳道は、熊野古道 伊勢路の代名詞になっている風景。林道で一部途切れますが、約2kmにわたって続いています。
峠に向かって急な上り坂と平らな部分が交互に出てくるのは、昔の人の道づくりの知恵ですね。 |
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石畳道沿いに時々見られる、小石を積んだ塔。熊野古道ブームになって歩く人が増えるようになってから、見かけるようになってきました。歩く人が、何か祈りを込めながら小石を積んでいくのでしょうか。 |
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登りはじめて10分ほどの平らなところにある夜泣き地蔵。石積みの祠で、明治までは旅人の無事を祈る石地蔵があったと言われています。やがて地区の人々が子供の夜泣き封じを祈って「夜泣き地蔵」と呼ぶようになりました。 |
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