(弁天滝)
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ゆるゆるとした上り坂を1.2キロほど歩いていくと、弁天滝のお堂に到着。ここからも木々の間にかすかに滝の流れが見えますが、沢沿いに50mほど上って滝壷に行くと、ご覧のように滝を見上げられます。豪快な水しぶきも音もなく、巨大な一枚岩の上を、スルスルと静かに水が流れています。
お堂に入ると、中には弁天様が祀られています。置いてあるノートを見ると、地元の人たちがお世話のために毎月来ていることがわかります。特別にすばらしい滝という印象は受けませんでしたが、ここ新鹿町では昔から神様の宿る滝として大切にされてきたのでしょう。
自分達の近くにあるちょっとした岩や木や滝を、そんな風に大切にする風習は、日本のどこにでも見られた土着の信仰。こういう文化が残っていることは、とても大事だと思います。 |