まず、新鹿町にある弁天滝を見に行きました。新鹿駅や集落から少し離れたところにある滝で、熊野古道には直接ありません。存在自体もかなりマイナーな滝ですが、地元で大切にされている滝だと聞いてちょっと見に行くことにしました。
農道脇の登り口から、スギやヒノキの人工林の中、コンクリート舗装の道が久保川沿いに続いています。暑い夏でしたが、10月になって急に秋らしくなってきた東紀州地域、朝のうちということもあって、長袖でちょうど良いくらいのひんやりした空気が林の中に漂っていました。
道に沿って流れる久保川も、最近の雨続きでけっこうな勢い。流れの傍のひんやりした空気は、少し寒いくらいに感じられました。 |