この日は何かと賑やかな道程になりましたが、登り口の近くから終始足元を動き回っていたのは、カニ。小さな沢が多いこともあって、この日の行程の全体がじっとり湿った道。足音を聞いてそそくさと逃げ出すもの、人間なんかに負けないと言わんばかりに堂々と道の真ん中でハサミを振り上げているもの、いろいろいました。(種類はベンケイガニかな?)
ちなみに、小さな沢が多いと書きましたが、全てにちょっとした木橋が掛けられています。橋自体はありがたいのですが、雨続きだったこともあって、表面はツルツル。たくさんいたカニに触発されたわけでもないのでしょうが、同行したツレアイとツレアイの母は、カニ歩きで橋を渡っていました。
もう一つ、賑やかに動き回っていたのはセミ。東紀州の街中では、クマゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミなどの声が日増しに賑やかになってきたところ。あまり鳴いていなかったのでいないのかと思いましたが、人の気配を感じると慌しく飛び立っていきました。 |