6月、熊野古道沿いで派手な黄色い花を咲かせるハンカイソウ、この日のお目当ての一つでしたが、少し時期が遅かったようです。登り口近くに枯れかけたものがいくつか咲いていましたが、それっきり。ハンカイソウ以外にこれといった花も思い当たらなかったので、花に期待する気持ちはしぼんでいって、歩くことに集中。
この日は、8キロ近くに成長した娘を抱っこ紐でお腹の前に抱えながらの峠越え。雨ですべりやすくなっている石畳道、うっかり滑って娘に怪我でもさせたら大変です。普段ならキョロキョロと花を探したりよそ見しながら歩くのですが、足元の石畳とにらめっこしながら慎重に歩きました。
私は視線を足元に集中していたので、「花が咲いていたり、なにか面白いものがあったら教えて」とツレアイに依頼。
それで最初に見つけてくれたのはヤマミミズ。熊野古道ではよく見かける巨大ミミズ、この日は2匹に遭遇しましたがいずれも40センチくらいの大物。奇妙な色に体を光らせて、石畳の上をズリズリとうごめいていました。 |